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久留米かすりのある風景

本年度から福岡県八女郡広川町が始めたひろかわ繊維産地の未来づくりプロジェクトの一環である「広川経営革新会議」メンバーの1人として初会合に参加しました。

これからの広川町の活性化を、久留米かすりがきっかけとなり若い世代の移住者を増やそうという趣旨のもと、久留米かすりを取り巻く現状や課題・未来に向けた取り組み等を意見交換をしながら5年後の2025年のゴールを目指すもの。

久留米かすりは200年以上の歴史をもち、日本で唯一の「重要無形文化財の綿織り物」に指定されている伝統的工芸品であるが、産地の縮小は否めず、ここ5年でも廃業した織元も少なくはない。コロナウィルスの影響も受け、繊維産業は大打撃を受けているが、久留米かすりも例外ではない。

「ひと昔前とは時代が違うから」「一般的な会社とは違うから」「久留米かすりをただただ造っていくのが織元だから」そいういう言葉を並べては、現実としっかり向き合うことに戸惑っていた本音。野村織物として今後どうありたいのか。久留米かすりを代表する織元のひとつとしてどうあるべきか。を考え直すきっかけの時間となりました。

織機とかすり

有難いことに、久留米かすりのために動いてくださる方々が周りには沢山いてくださる。そんなことも改めて感じたのです。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/661289/(令和2年11月5日の西日本新聞より)

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