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久留米かすりの野村織物

2020年も残りわずかで終えようとしております。
本年も野村織物をご愛顧くださり、誠にありがとうございました。

創業明治31年以来123年間、久留米かすり一筋に造り続けてきた野村織物。
今年ほど大変な一年は無かったと、現会長は語りました。まさに「久留米かすりシーズン」の始まりと言われる3月を目前に、コロナウイルスが流行しはじめ、9月までに開催される全イベントの開催が中止されました。年に一度行っていた「野村織物工房まつり」も行わず、4月から一カ月以上の休業をしたことも、先の見えない不安に押しつぶされそうな毎日だったことを鮮明に覚えています。

ただ、不思議とその厳しかった状況をなんだか遠い過去のことのように思えるのは、これまで以上の新しい出逢いやご縁、そして変わらずに久留米かすりファンでいてくださったお客様方のおかげと、心より感謝しております。

一度の催事も開催できず、お客様と直接お会いすることが出来なかった上半期に「今わたしたちに出来ることはなにか」を懸命に考え、オンラインショップをリニューアルすることを決心しました。手に取って見て頂くことが出来ない期間に、出来る限り久留米かすりを楽しんでいただける方法を考えたのです。
さらに、新たな商品の考案。次の125周年に向けた一歩を始めたのも2020年でした。

人々の生活は「大きく変わった」「大きく変わらなければいけない」と言われ、なにをどうすべきか、どうすることが最善なのかを自問自答した毎日でしたが、私たち野村織物は「変わらず作り続け、変わらず良いものをお届けしたい」そんな結論に至りました。
創業以来123年間のあいだ変わらず続けてきたからこそ、今があって、きっとこれからも変えてはいけないものを守り続ける義務がある、そう思ってのことです。もちろん、その守り伝え続けていくことを基盤に、時代やニーズに沿ってスパイスのように足したり、時には引き算したりしながら150年、200年と前進していきます。

今年1年、お客様からいただいた数々の温かいメッセージやお手紙、お写真やいただいたハンドメイドアイテムの数々は、野村織物のパワーとなって2021年を突き進みます。

30以上もの工程のほとんどを職人の手仕事によって造り上げ、完成までに約3ヶ月の月日をかける久留米かすりの製造。自社染色にこだわり、くくり(工程の1つ)以外をワンストップで作り上げる野村織物は、これからもこれまでのように久留米かすりファンの皆様へ「懐かしい、だけどなんだか新しい」久留米かすりをお届けします。

2021年も、皆様の久留米かすりライフに色を、そして心躍る柄を添えさせて頂けましたら光栄です。

どうぞ皆様、良いお年をお迎えください。

2020年12月31日
野村織物 代表取締役
四代目 野村 周太郎

久留米かすりの野村織物

|インフォメーション|
〇年始は1月6日より仕事はじめとなっております。
〇オンラインショップでご注文のお客様への出荷開始は1月6日よりご注文順に行います。
〇野村織物【福袋】は1月11日までの期間限定となっております。
【残りわずか】久留米かすりはぎれは、完売いたしました。再販のご案内は春ごろを予定しております。

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