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昨日の【前編】からの続き・・・(クリックするとお読みになれます)

さて、昨日は久留米かすりを取り巻く現状をお話しさせていただきましたが、今日は今年より野村織物のオリジナルもんぺがこれまでと少し変わる部分について、そのご案内をさせてください。

例年50を超える色柄のもんぺを作り、どの色も柄も同じお値段で販売しておりましたが、今年度より【柄づくりの難易度・多色使い・製造工程の複雑さ】によって変動することになりました。理由は以下の3つ。

1、久留米かすりの最大の特長「柄」にこだわる織元でありたい
2、久留米かすりに携わる職人さんたちを守りたい
3、創業150年を目指し、次の代に良い形で繋ぎたい

1つずつ順にお話しさせてください。
『1、久留米かすりの最大の特長「柄」にこだわる織元でありたい』
久留米かすりの三大特長「くくり・染め・織り」によって久留米かすりの柄は作られます。久留米かすりとは柄があってこそ。そのことを以前、うなぎの寝床さんのインタビューに代表がこうお話ししています。インタビュー記事はこちらをクリック
「柄」を作り続けることは久留米かすりを後世に残すことに繋がると思っています。久留米かすりらしさとは、柄にあり!ということを野村織物はこれまで同様に伝え続けますし、久留米かすりの織元だからこそ「柄」へのこだわりを持ち続けたい、そう思っているのです。
もちろん柄にも難易度があり、高難度になるほどに製造工程が増え完成までに長い月日を要しますから、技術とその手間によって生地の価格が変動することがもんぺの価格にも比例するということです。

『2、久留米かすりに携わる職人さんたちを守りたい』
1、で述べた柄へのこだわりは、職人がいなければ成り立ちません。外注しているくくり・自社で行う染色・多くの職人の手仕事によってリレーされたどり着く最終工程、織り。これらの技術を守り継承していくために、業界全体で久留米かすりの適正価格を見直す動きも見られ始めています。「社員は家族」三代目が常々そう言い続けてきたことも、四代目である現代表が「うちの強みは仕上がりのクオリティ」と話すことも、“職人さんたちが居て野村織物がある”という想いを強く持っているからこそです。手に職を持つ久留米かすり職人が増えるよう、働く環境も整えていきたいのです。

『3、創業150周年を目指し、次の代に良い形で繋ぎたい』
久留米かすりの織元はそのほとんどが「家業」です。現在四代目となる野村織物は、来年度に創業125周年を控えています。150周年を迎える頃には五代目が跡を継いでくれていると嬉しいなと思っています。これまでの先代たちと同様に「良い形で次の代に繋ぎたい」という気持ちが湧くようになったのは3人の子供たちの将来に久留米かすりの未来を重ね合わせるからでしょう。そのための基盤はしっかりと作っていたいという親心も含め、久留米かすり業界をけん引する野村織物になりたいと僭越(せんえつ)ながら思っています。守り、伝え、繋げていくために、是非野村織物のもんぺを通して久留米かすりをご体感いただきたい思いです。

とても長くなりましたが野村織物は、今後ますますの品質向上・心を揺さぶられるような柄づくり・久留米かすりファンをとりこにする色づくりをお約束し、今年も多くのもんぺファンの皆様に「2021年度の新色・新柄の野村織物のもんぺ」をお楽しみいただきたいと思います。
今年度の新柄・新色は令和3年6月1日㈫より順次オンラインショップに登場します。

どれにしようかな♪

そんなワクワクが画面越しに伝わってきそうです。
オンラインショップでは選ぶ楽しさ、届いて開けるワクワクを是非ご体感くださいね。

皆様からの「カートにいれる」ボタンをお待ちしております!

■野村織物オンラインショップ「のむらのもんぺ」はこちら

https://nomuraorimono-shop.com/

◎10分丈もんぺ以外にも、ワイドパンツ・ワイドロングパンツ・7分丈パンツ・ハーフパンツなど続々と新商品が登場しますので、楽しみにお待ちいただけましたら幸いでございます。

 

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