3年ぶりの開催となる「第30回広川かすり祭」がいよいよ今週末に迫ってきましたが、皆さま、すでに沢山の情報を収集されていることと思います。

例年秋に開催しておりましたが、3年ぶりの開催となる今秋は一旦見送られ、延期開催があるのか？どうなのか？と、そわそわされていた方もいらっしゃるようですね。無事に今週、開催されそうですよ。

最近の広川町は11月も半ばというのに、日中はまだ20度を越えます。お天道様のパワーは、久留米かすりの製造に欠かせませんので、とても有難いことですが･･･。

野村織物のお庭の紅葉はようやく高揚し始め、町の木「イチョウ」も黄金に変化しています。自然の木々や田舎町の“色”の変化は、季節を感じさせてくれ、子どもたちの幼い目にもふるさとを焼き付けてくれているように感じています。「秋は山が綺麗だね。カラフルだね。」なんて聞くと、日常のせわしさを忘れ、立ち止まって景色に浸る時間を作ろうと思わせてくれるのは、私だけではないはずです。

さて、広川かすり祭の話題に戻ります。

福岡県八女郡広川町は久留米かすりの一大産地です。今も10以上の織元が、久留米かすりを楽しく製造しています。町のあちらこちらでは機織りの音が響き、子どもたちの登下校を見守っていたりします。

今年のかすり祭の見どころは、なんと言っても3年ぶりの開催となりますので、各織元皆さんにお会いできることをとてもとても楽しみにし、掘り出し物を沢山ご用意するのではないでしょうか？（恐らく）そして、3年間ずっとお見せしたかった新作や新柄・新色をお披露目させていただくのでは、と予想しています。

なにより、久留米かすりファンの皆さんが、この日を待ちに待ってくださって、織元ももう本当にこの日を待っていた！という共通の想いが、会場を熱くするのではないでしょうか。楽しみですね。

広川かすり祭りの2日間は、イチョウ祭りともコラボし、巡回バスにて各会場を巡ることもできます。ちょうど身頃で満開のイチョウも一緒にみなさんをお出迎えしますね。

さて、残りわずかの準備期間。しっかりと準備をして臨みます。

皆さまのお越しを、お待ちしております。

□第30回広川かすり祭

日程／2022年11月19日（土）、20日（日）

時間／9：00～16：00

場所／広川町産業展示会館（広川インター降りて車で3分）